はじめに
本学では、学生および教職員が学習および研究活動において生成系AI(Generative AI)の活用を適切に行うことを推奨しています。本ガイドラインは、生成系AIの利用に関する倫理的、学術的な基準を定め、正しい使用方法を支援することを目的としています。
1. 生成系AIの定義
生成系AIとは、テキスト、画像、音声などのコンテンツを生成する人工知能技術を指します。例としては、ChatGPT、DALL·E、Stable Diffusion、にんじんAiなどが含まれます。
2. 利用目的
• 学術目的: 授業の補助、レポートの作成支援、研究データの分析などに利用できます。
• 創作活動: 文章、アート作品、音楽などの創作活動に活用することが可能です。
• 学習支援: 自己学習の補助として、生成系AIを利用することが推奨されます。
3. 倫理的な考慮
• 著作権と知的財産権: 生成系AIを利用して作成されたコンテンツに関して、著作権や知的財産権の遵守が必要です。第三者の権利を侵害しないよう注意してください。
• 公正な使用: 他者の労働成果を不正に使用しないよう、生成系AIの利用に際しては公正な使用を心掛けてください。
4. 学術的な考慮
• 出典の明記: 生成系AIを用いて作成したコンテンツを使用する場合は、AIツールの利用を明記し、適切な出典を示してください。
• 学問的誠実さ: レポートや論文において生成系AIを使用した場合、AIの寄与部分を明確にし、自身のオリジナルな考察を提示することが求められます。
5. プライバシーとセキュリティ
• 個人情報の保護: 生成系AIに個人情報を入力する際は、プライバシー保護に十分配慮してください。
• セキュリティ対策: 使用するAIプラットフォームが適切なセキュリティ対策を講じているか確認してください。
6. 学内での利用規範
• 授業での利用: 教員の指示に従い、生成系AIの使用が許可されている場合のみ利用してください。
• 試験中の使用: 試験期間中の生成系AIの使用は禁止されています。
7. AI利用の促進
• ワークショップの開催: 学生および教職員向けに、生成系AIの効果的な利用方法を学ぶためのワークショップを定期的に開催します。
• リソース提供: 生成系AIに関する最新情報や参考資料を、学内ポータルサイトを通じて提供します。
8. ガイドラインの改訂
本ガイドラインは技術の進展に伴い、必要に応じて改訂されます。改訂版は随時ホームページにて公開いたします。